師走の総選挙で圧勝を目指す自民党にあって、首相以上の存在感を示し、"引っ張りだこ"の人物がいる。小泉進次郎氏(33)だ。
「12月2日の公示日は、地元・横須賀で出陣式を行ったあと、3都県で8人の候補者の応援演説に駆けずり回った。翌3日は北海道各地、4日は山形、新潟、富山と予定がビッシリ。3日間で16か所に足を運び、19人のために声を張る。まさに、わが党の顔ですよ」(自民党関係者)

同じ3日間で、安倍晋三首相が18か所、谷垣禎一幹事長が13か所、麻生太郎副総理が3か所で応援したことと比較すると、その人気がいかほどかわかる。
「進次郎がスゴいのは、誰もが思いながらも口にできなかった"解散に大義なし"とメディアの前で言い切りながら、この造反行為が問題視されなかったこと。そのうえ、こんなにも求められているんですから、さすがの人望です」(前同)
かねてより、将来の首相就任が既定路線とされている人物だけに、さすがの行動力だが、ここまで頑張るのには理由があるという。
「進次郎の周辺は、彼を2020年までに首相にしたいという"絵"を描いているようなんです」(同)

それにしても、なぜ2020年なのだろうか?
「彼は、父・純一郎の首相在任時から、帝王学を叩き込まれており、その影響もあって、世界を股にかけたニューリーダーになりたいとの思いが強い。特に意識しているのが、43歳の最年少でアメリカ大統領に就任したジョン・F・ケネディ。彼より若くして一国のトップに立ったうえで、20年に開催される東京五輪で、世界中にアピールしたい考えなんです」(全国紙政治部デスク)
日本での最年少首相記録である安倍首相の52歳を下回る39歳での"五輪宰相"を実現する前準備が、今回の選挙応援だという。
「器量に加えて、国民人気は抜群。ただ一つ懸念されているのが、党内の長老たちからの反発だった。それを和らげるために、多くの派閥議員の応援に声を上げて、恩を売っているようです」(同)
解散に大義なしと断言する進次郎氏だが、本人的には大きな意義があった!?

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