「意外にも繊細な鳴き声なんだな……」
「もっと獣っぽいのかと思ったけど……」

“ヤツ”の鳴き声が動画サイトYouTubeに投稿されて話題になっている。そして、その鳴き声を聞いた感想が、前述のものだ。その“ヤツ”とは……『ビッグフット』だ。

そう、あの北米のロッキー山脈一帯で目撃されている(という)毛深い巨人のUMAであり、その総称である。
そのビッグフットの鳴き声と思われる音声ファイルが投稿されたわけだが、それが録音されたのは去る11月のこと。場所はアラバマ州中西部の森で、音声を公開したのはドロシー・サリバンさん。ちなみに彼女はアラバマビッグフット協会に所属している。
彼女いわく、「喉を鳴らす叫びが録音されています」とのこと。犬の吠え声に間に響く声は、遠吠えに近いような感じがする。なお、鳴き声が録音されたのは、今回が初めてではなく、2012年にも録音されているとか。
さて、動画内では『サスカッチ(Sasquatch)』という単語が出てくるが、これは『ビッグフット』の別の呼び方だ。
カナダ西海岸部のインディアン部族は、毛深い巨人のことを『サスカッチ』と呼んで、現在でも聖なる生き物としているのだが、それがビッグフットと同一なのかは、まだ確認できていない。

ところで、『ビッグフット』というからには気になるのが足のサイズであるが、大きなものだと45センチにもなるという。身長は2〜3メートル、体重は200〜350kg、二足歩行し歩幅は1〜1.5メートル……だという。筋骨隆々で、全身に褐色または灰色の毛が密生しているが、顔には毛が生えておらず、目撃した人の共通談として、 強烈な体臭を放つとされている。
その正体は猿人やギガントピテクスの生き残りでは? そんな説もある。もしもそうだとしたら、今回、録音された鳴き声は太古からの叫び、だったのだろうか? 未確認なものには怪しさだけではなく、ロマンも隠れている。

本日の新着記事を読む