競馬新理論 井崎脩五郎
14年の漢字「税」が示す馬


14年の漢字が「税」に決まった。英語で言えば「TAX」、あるいは「DUTY」である。
このDUTYという言葉を見て、すぐピンと来た新理論好きは少なくないはず。そう、14年の有馬記念出走馬の中に、DUTYと名のつくレースを勝った馬が1頭いる。ジャスタウェイだ。

14年3月、ジャスタウェイはドバイに遠征し、ドバイの免税店がスポンサーになっているGⅠのドバイデューティフリー(DUBAI・DUTY・FREE)を勝った。後続を6馬身1/4も突き放し、勝ち時計は芝良1800メートル1分45秒52。これは、従来のコースレコードをいっぺんに2秒41も更新する破格なもの。この快走でジャスタウェイはワールドランキングの1位に立ち、以来、その位置をずっと維持している。

中山芝は、これまで3、1着(ともに内回り)。両レースとも休み明けでの出走だったが、直線で鋭く伸びており、特に14年の中山記念は、道悪にもかかわらず上がり最速を記録。58キロで後続を3馬身半ちぎり捨てる圧勝だった。

ちなみに14年の有馬記念は、枠順決定の様子が、テレビで生中継される。立ち会いは、田中将大投手と松山康久元調教師。
ジャスタウェイはこれまで、内の1枠から外の8枠まで、8つの枠すべてで連対を記録しており、枠順にまったく左右されない。

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