最初に選んだ瞬間駆け引きが始まる

抽選が行われるのはレース3日前の12月25日。ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手と松山康久・元調教師が交互に抽選を行い、選ばれた馬名の陣営から順に、欲しい枠を選ぶというもの。ドバイではボールを使っていましたが、日本ではプロ野球のドラフト会議と同じく封筒になりました。

内か外か?奇数番か偶数番か――最初に枠を選ぶ陣営は最良の枠を選びますが、次の陣営は、なぜ最初の陣営がそこの枠にしたのかも考慮に入れなければいけません。ここからすでに駆け引きが始まっていて、それが最後の枠が決まるまで続くわけですから、面白くないはずがありません。

多数頭を出走させる陣営が有利なのでは、など問題もあったと思いますが、決断したJRAには張本勲さんばりに、「あっぱれ!」を贈りたいと思います。
東京・お台場のフジテレビをセンターに、美浦と栗東を回線でつないで行われる史上初のイベントは、BSフジで、午後1時から生中継されるそうなので、皆さんもそのチームの一員になったつもりで、ドキドキ、ワクワクしながら思いっきり楽しんでください。

もし、僕と藤原英昭厩舎のトーセンラーが一番最初に枠を決めることになったら、どの枠を選ぶか。
答えは……もちろん"勝てる枠"です。

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