イラスト/グ スーヨン

「私って、男運が悪いんです」
目の前の美女が、ロイヤルミルクティを啜りながら哀愁を漂わせている。
でもね、最初は好きだったんだろ? 
バッチリ良い男だと思ったんだろ?
「そうなんですけどねぇ…」
ちゃんとさぁ、最初にしっかり見極めたのか?
よ〜く観察してれば、判断材料はたくさんあったはずだよ
「そう言われれば、あんまり観察とかしてないかも…」
してないかも…じゃねーだろっ!
好きだという感情に誤魔化されて、まったく見えてなかったんだろっ
「だってぇ、最初は優しい人だと思ったんですぅ」

ハァァァァ〜
オレは、大きな大きなため息をついた。
男はみ〜んな優しい態度をとるんだよ、
特に最初はね、でもしっかり見ていればさ、
そういう見せかけの優しさなんか、すぐにバレるんだから
「どうしたら、良い男を見分けられますか?」
自分のレベルを上げるしかないなぁ
「自分のレベルですか?」
レベルの高い男は、向こうからはやってこないのよ、
結局さ、自分と同じレベルの人間しか分からないから、どれが良い男が分からないのよ
「???」

というわけで、
人を見分ける五つの方法 第二弾
女性が男を見分ける篇 その一

1.酔っ払うと自転車や看板に乱暴する男

いますねぇ、こういう男。
けっこう見かけますねぇ。
中には、楽しそうに蹴ってる男もいます。
酔っ払うと、停めてある自転車を蹴り倒す。
いきなり看板やシャッターを殴ったり蹴ったりする。
工事現場にある赤いコーン(オレたちの現場ではパイロンと呼んでいる)を蹴り飛ばす。
立ち向かってこない物に対して暴力をふるう男です。
かなり危険です。
ふざけてたとしてもダメです。
自分より弱い物に向かう暴力は、完全にDV予備軍です。

すぐ怒るとか、キレやすいとかよりも、はるかに性質が悪いです。
いつもは優しいけれど、なにかちょっとしたことがキッカケで爆発します。
確実に心の中に、DVが潜んでいます。

小動物や子供、女性に対して暴力を振るってしまうタイプですね。

2.食べ物の好き嫌いがある男
ホントは一つでもダメなんだけど(スズメやヘビなどの非日常的な食べ物は除く)一つや二つくらいの好き嫌いは、誰にでもあるでしょうから、大目に見ます。

人の食べる姿には、実にたくさんの本性が露呈しています。
「オレはこれ食べられない」と、さも当然の権利のように、口に出して言ったりします。
言わないまでも、嫌いな物だけ全部お皿の端っこに避難させたりします。
見ていて、美しくない。
こういう人の食べ方は下品で汚いです(食べこぼしなんかは、ぜんぜん構いません)

ワガママで、常に自分の意見が正しいと思っているタイプ。
食べ物に対して、少なからず感謝の気持ちがあれば、そんなことにはならないはずです。
人には、すべてのものに対しての感謝と尊敬というのが、意識していなくても備わっているんだと、だれか偉い人が言ってました。

その基本的な感謝と尊敬が欠如している男なんですね。
間違いなく彼女を見下すタイプです。

ゼッタイに付き合っては、イケナイ!
友達にすらなってはイケナイんです!
欠如した価値観は、一緒にいるのがちょっとだけでも人に移ってしまいますよ〜
厳重注意、空気感染します。
食べ物の好き嫌いくらいで…
という風に、侮ってたら、大変なことになります。

すべての人間関係は、
信頼と尊敬で成り立っているのですから、
それが欠如してしまったら、もはや人間では無くなってしまいます。
たかが食べ物の好き嫌いだけど、そこに本性が現れているんですよ。

愛とは、信頼と尊敬のことです。
好き嫌いは、ただの感情で、愛ではありません!



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