史上最低の東大中退ライターうっかり馬之助 酔いどれ競馬奮戦記
有馬記念ならではの「大穴サイン馬券」で勝利の美酒に酔いしれる


人気馬3頭が外枠に勢ぞろい。焼酎を片手にしながら、今年の有馬記念の枠順を見た瞬間、「ああ、荒れるな」と直感した。

となると、頭に浮かぶのが、有馬記念ならではの「大穴サイン馬券」のことだ。1991年12月22日、15頭立て14番人気のダイユウサクが勝ち、単勝1万3790円。ダントツ人気のメジロマックイーンとの馬連は7600円もついた。

さらに翌日、競艇界のビッグレース・賞金王決定戦で、人気のなかった松田雅文が勝ち、2連単2-1が7490円と高配当。このとき、アタシは会場の平和島競艇場にいたのだが、松田が勝った瞬間、2年前の11月6日に他界した名優・松田優作の凄さを思い知った。
「やっぱり、松田優作はスゴイ! 死んで2年も経つのに、まだ神通力がある」と。

それから10年後、ニューヨークで同時多発テロが起こった2001年、有馬記念ではマンハッタンカフェが1着、ドンジリ人気のアメリカンボスが2着にきて、馬連1-4が4万8650円という大穴が出現した。まるで、アメリカでの惨事を弔うかのような結果だった。

そして今年、我らが「高倉健さん」が11月10日に他界した。健さんなら、有馬記念に何かしらサインを残してくれそう。そう思うのはアタシだけではないだろう。

そこで、いろいろ考えて出した結論が健さんの主演作「幸福の黄色いハンカチ」馬券。よって、黄色枠の5枠2頭ウインバリアシオンとフェノーメノの馬連とワイドで勝負!

馬券を獲って、勝利の美酒に酔いしれたいものだ。

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