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「雲母坂~きららざか~」川野夏美


いま熱い若手女性演歌歌手特集 その1

年の瀬になると妙に聞きたくなる演歌。常連ばかりの『紅白』はちと食傷気味だが、実は現在の演歌界には美しくて実力のある女性歌手が数多く存在するのだ。今回は東京・中野にある創業46周年の演歌専門レコード店『名曲堂』朝倉店長に突撃取材。激おしの女性演歌歌手を聞いてきました!



伸びやかな歌声がきらめく!「雲母坂~きららざか~」川野夏美

中野『名曲堂』の朝倉店長は、昨今の演歌業界についてお嘆きである。
「12月1月っていうと、バブルの頃はウチの店も稼ぎ時だったんだけどねえ。今じゃ12月でも暇なぐらいです。年末の歌番組も売れ行きには関係ないですねえ」
今年の『紅白歌合戦』のメンツを調べてみると、女性演歌歌手で若手は水森かおり(41歳)のみ。12回出演しているのはスゴイが……。
「あの番組も昔は演歌ばかりだったけど、いまでは若い人の曲が半分ぐらいじゃないですか。ウチの店は演歌専門だから、若い人のは知る機会もないし。もっと演歌を一生懸命やっている人を出してあげればいいのに。レベルの高い人がいっぱいいるのにねえ」

そう仰る店長だが、若手の星・川野夏美には現在大注目しているようだ。
「このかたね、すごい声量ありますよ、すごい練習してるなって感じで。この前の曲、『悲別〜かなしべつ』が1年近く売れたんです。長期にわたってヒットする曲って、今では1年に数曲あるかどうかなのに」

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川野夏美は現在34歳。ちびっこカラオケ大会やNHKのど自慢で鍛えた喉には定評があり、まさに演歌を一生懸命やっている人なのだ。
今月発売されたばかりの新曲『雲母坂~きららざか~』は”ドラマチック演歌”と称され、オリコン演歌・歌謡シングルランキングでも初登場1位を獲得している。かつての同棲時代を想いかえす内容の歌詞も切なくていいし、メロディーが激しく変わりキャッチーなサビに至る展開は、いわゆるJ-popに慣れさせられた我々の耳にもスッと入りやすい。店長の言葉のとおり、伸びやかで芯のしっかりした歌い方も素晴らしく、まさに”きらら声”といった趣である。

「キャンペーンでウチの店に1回来ましたね。品もあるかただし、1度聴いただけで、お客さんがいっぱい来るな~っていうのがわかりますね。顔も美人でいいし、性格もいいし、全部がいいです(笑)」
むうー、大絶賛、店長的に無敵な存在である。彼女の歌は演歌初心者にもオススメ。ポップス界と演歌界の架け橋になりそうな逸材である。ぜひ聴くべしッ♪

http://www.crownrecord.co.jp/sound_movie/kawano-kirarazaka/playmovie.html


クラウンミュージック川野夏美 
http://www.crownmusic.co.jp/artist/kawano/wn.html

川野夏美オフィシャルブログ「なつみっ記」
http://ameblo.jp/kawano-natsumi/

中野名曲堂
東京都中野区中野5-52-15
中野ブロードウェイ2F
TEL・FAX 03-3386-6665
営業時間:11:30~20:00(年中無休)※1/1~1/3は休み
http://www.ankmusic.jpn.org/meikyokudou/index.html
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