押し入れにしまいっぱなしの昔のビデオテープ。そのままだと画質は劣化する一方だし、テープが切れたりビデオデッキが壊れたら二度と観られなくなってしまう。後悔先に立たず、とならないように、いまのうちに「引っ越し」を完了させておきたいもの。

そんな願いを叶えてくれるアイテムが発売される。アナログ映像をデジタル映像に変換する機器「アナレコ」(アイ・オー・データ機器)だ。

これを使えば、思い出のVHSビデオテープをデジタルデータ(MP4形式)として保存できる。デジタルデータなら、SDカードやUSBメモリに半永久的に保存しておけるので、映像が劣化する心配もない。

「アナレコ」を使ったデジタル化作業はとても簡単。用意するのはVHSビデオテープとビデオデッキにテレビ、それにアナレコ本体と保存先のSDカードまたはUSBメモリだけでいい。作業時にパソコンは不要だ。

ビデオデッキに「アナレコ」を接続してVHSビデオテープの映像をテレビで再生すれば、そのまま保存先のSDカードまたはUSBメモリにデジタル映像を保存できるのだ。さらにデジタル変換の際に手ぶれ補正したり、鮮明にしたりと高画質の映像に自動変換もしてくれる。

容量32GBのSDカードを1枚用意すれば、VHSビデオテープ5本分(約10時間分)をそのままデジタル変換して保存できるから、場所も取らない。

この「アナレコ」は12月30日発売予定で、価格は1万4300円。年末年始休みにじっくりと懐かしい映像を観ながら、デジタル引っ越しをしてみてはいかがだろう。

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