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「ガラスの部屋」ハン・ジナ


いま熱い若手女性演歌歌手特集 その3

年の瀬になると妙に聞きたくなる演歌。常連ばかりの『紅白』はちと食傷気味だが、実は現在の演歌界には美しくて実力のある女性歌手が数多く存在するのだ。今回は東京・中野にある創業46周年の演歌専門レコード店『名曲堂』朝倉店長に突撃取材。激おしの女性演歌歌手を聞いてきました!



悩ましく官能的な歌声「ガラスの部屋」ハン・ジナ

中野ブロードウェイにある『名曲堂』に一歩足を踏み入れると、CDやカセットテープの陳列棚に交じり、キャンペーン(店内でのミニコンサート)の際に撮影された朝倉店長と歌手、そしてお客さんとの写真が店内の至る所に飾られている。キャンペーンではすべてのお客様をコーヒーでもてなすのが恒例だそう。「まあ遊びだから」と笑う店長だが、人とのつながりをなによりも大切にしているのがわかる。
そんな店長が最近もっとも印象的だったキャンペーンが、ハン・ジナのものだった。
「このかたはウチにキャンペーンで2度来てるんです。韓国のかたなんですけどとても日本語が上手。でね、バカ言って人を笑わせるの。トークがかなり面白いんです、だからお客さんいっぱいになるんですよ!」

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ソウル出身のハン・ジナは98年に歌手デビューし、テレビやラジオでも活躍している。2年前にシングルカットされた『窓』(『名曲堂』でもロングセラーだった)に続く新曲が、こちら『ガラスの部屋』である。11月にリリースされ、オリコンの演歌・歌謡曲チャートで堂々の初登場2位を記録した。
歌謡曲テイストの『ガラスの部屋』は、ガラスのようにもろく散りそうな恋の別れに際した女の気持ちを、時にタフに、時に悩ましげな声で情念たっぷりに歌いあげている。
また、紫色のドレスを纏い、美白デコルテをあらわにしつつ歌うこの曲のPVもなんとも妖艶であり、当サイトの「東京スナックナビ」ファンの殿方にもぜひご覧いただきたいムードである。

「『窓』も売れたしテレビでも多く見るし、『ガラスの部屋』で一流の仲間入りをしたんじゃないですか、すごくいい曲ですしね。新曲も楽しみですよ!」
強力にプッシュする店長。テレサ・テンを一番好きな女性歌手に挙げるだけあって、ハン・ジナへの注目度が大変高いのもわかる。
店のレジ近くでは彼女のサイン色紙がひときわ目をひいた。”お世話になりカムサハムニダ”としっかりとした字で書かれている。日本人を、そして日本の演歌を愛してやまないハン・ジナの歌。視聴はこちらでッ♪


ハン・ジナオフィシャルウェブサイト
http://www.b-han.jp/

中野名曲堂
東京都中野区中野5-52-15
中野ブロードウェイ2F
TEL・FAX 03-3386-6665
営業時間:11:30~20:00(年中無休)※1/1~1/3は休み
http://www.ankmusic.jpn.org/meikyokudou/index.html
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