進次郎は最初から化けている

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「東京五輪が開催される20年までは、多少の逆風があろうとも、日本社会は祭り気分で進んでいくと思います。ただ、祭りが明けたその後、周りを見渡せば少子問題は顕在化し、過疎地問題もどんどん進行し、地方の活力がより低下していくことがわかっている。そうした困難な時代を進次郎氏は今から憂慮し、同時に、"そこからが俺の出番だよ"という意識を持っていると思います」

前出の大下氏が言う。
「ある経団連の重鎮が、私に言いました。"小泉純一郎は途中から化けたけれど、進次郎は最初から化けている"と。彼はアメリカ留学もしていたので、アメリカの理解者であるのは間違いない。だけど首相になったら、脱原発は絶対にやるだろうし、自分が思った方向に必ず進んで行くでしょう。庶民目線を持った首相になると思いますよ」
進次郎氏は選挙戦終盤、那覇市で、
「総理になりたいとは言わない。多くの国民にそう望まれる政治家になりたい」
20年4月14日、進次郎氏は39歳になる。43歳の若さで第35代アメリカ大統領となった、あのジョン・F・ケネディをもしのぐ、若い宰相・小泉進次郎首相が誕生し、フレッシュに生まれ変わった日本は、2回目の東京五輪を迎える――となるだろうか!?

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