その影響は、同じ反日でタッグを組んでいる韓国を窮地に陥れているという。
「韓国経済のかなりの部分はスマホの売り上げに依存していますが、最近、急速にシェアを落としています。要因として、中国の格安スマホの躍進があるんですが、結局それは、産業スパイが盗んだ情報や最新機器を分解して得た技術で作った、性能はやや劣るものの安さを武器にした機器で伸ばした売り上げです」(全国紙経済部記者)
これで韓国経済は壊滅的打撃を受けたというのだが、"仲間"である韓国を踏み台にしてでも儲けるのが、今の中国の状況だという。
そして、パクリはスマホだけではない。
中国事情に精通する評論家の古是三春氏はこう言う。
「コピー製品や技術のパクリは家電や工業製品だけでなく、生活全般に及んでいます。上海の高級スーパーの食品売り場に行くと、ほぼすべてが日本製ではないかと錯覚を起こすほど。ところがよく見ると、半分はパクリ商品なんです」

上海に住む商社マンも、苦笑交じりに、こう述べる。
「ヤクルトのパクリ飲料は、パッケージもそっくり。乾燥ワカメに不二家のペコちゃんが貼られていたりも」
その他にも、コカ・コーラにそっくりな「Hellow」、お菓子のコアラのマーチ風「くまビスケット」、缶コーヒーのBoss似のパイプをくわえたイラストが紛らわしい「Mr.Bond」など、挙げればきりがない。
「日本産のお菓子と同列に並べ、錯覚を起こさせる商法なんです。製品名は中国語ですが、その間に日本語の平仮名の「の」という字を入れ、いかにも日本産と思わせるお菓子もあるくらい手が込んでいるものもあります」(前出・古是氏)
前出の商社マンも言う。
「日本の無印良品をマネした"優の良品"という店なんかは、香港国際空港にもありますね。北海道土産で有名な白い恋人に似た"雪の恋人"というクッキーなどを売っています」

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4