朝ドラ共演者と二度と共演できないN
AP 仲が良かったはずなのに、今は不仲っていうと、実力派女優MとOもそうだろう。
D 2人は1歳違いで年も近く、映画『G』や『S』、ドラマ『S』で共演して、すっかり意気投合したはずじゃなかったんですか?
AP 共演中は良かったんだが、『日本アカデミー賞』で、Mが最優秀主演・最優秀助演の女優賞2冠を達成したことで、関係に大きくヒビが入ったんだよ。実は、Oは両方にノミネートされていて、少なくともどちらかは受賞できるだろうと気合いを入れて、胸元のスリットも大胆なノーブラセクシードレスで授賞式に挑んだものの、ふたを開けてみたら、MがO以来35年ぶり2人目の快挙。結果的に、引き立て役になってしまいましたからね。
H 彼女の気の強さは有名で、NHK朝ドラ『K』のヒロイン交代騒動のときも、相当、怒っていたそうですからね。次の『U』のHへのヒロイン・バトンタッチセレモニーへの出席も、「(ヒロインの老年期を演じた)Nさんが出るのが筋でしょ」と、最後まで断固拒否の姿勢だったといいますからね。
AP Mの2冠が決まったあとの荒れぶりったらなかったそうだからな。中途半端に仲が良かったもんだから、余計にジェラシーが燃え上がったパターンだな。だから、もうOとMの共演はないだろうといわれているんだよ。今後、Oが主演女優賞でもとったら、気分も変わるかもしれないけどな。
D この時代に『日本アカデミー賞』をそこまで重要視している女優も珍しいですけど。逆に好感が持てますね(笑)。
H あと僕が聞いたのは、NHK朝ドラ『A』のNですよ。とにかく、イメージの定着を嫌って、『A』の共演者たちとは、基本的に絡まないようにしているそうですね。
AP ドラマの次回作がなかなか決まらないのは、そのせいだな。なにも、そこまで徹底しなくても良さそうなもんだけどな。事務所の戦略とはいえ、そのせいでNへの風当たりが強くなってしまっては、あまりメリットもないような気がするが。
H まさにその通りで、共演ドラマの企画が浮上しながら、何度も断られている同い年のA周辺は、「もう、こっちがお断りだ」と激怒していますからね。『A』の終了直後は、続編の制作も噂されましたが、Nサイドがその態度ですから、まずあり得ないといわれていますね。