年収アップを目指すなら、眠りを変えろ!

今年こそは、年収アップ! 安部首相、ホントになんとかしてよね! と願かけた人~!
はーい! まっ先に手を挙げたのはワタクシ、『快眠外来』担当の、眠りの女王ヒサコでございます。今年も不眠の民のためにがんばるので、どうぞよろしくお願いします。

経済効果、実感したい! でもね、そのために寝る間も惜しんで働くぞー! なんて決意はしちゃあダメ。ダメよ、ダメダメ~♪

「睡眠を犠牲にしていいことなんてありません。むしろ仕事ができない、うまくいかない原因の多くが睡眠にあるんですから」と、快眠アドバイザーの山本恵一さん。
山本恵一
快眠アドバイザー・山本恵一さん。快眠グッズ専門店「sono bom(ソーノボン)」店主。著書に『“睡眠満足度”があなたの年収を変える! 眠りの技法』(サンクチュアリ出版刊)。

「私自身、ずっと睡眠を軽視し続けてきました。睡眠を犠牲にして働いてきました。その結果、眠りの世界から逆襲されたんです」

山本さんは、元○○省の国家公務員。ノンキャリア採用でしたが、キャリアに負けてたまるか、と、毎晩のように終電過ぎまで必死に働いて、深夜タクシーで帰宅していました。ところが、入省から3年目に新しい部署に配属されると、直属の上司はなんと同期のキャリア組だったのです。

「なんだかやるせなさを感じて、一般メーカーに転職しました」

転職後はやりがいがありました。全社横断システムプロジェクトや2部上場・1部上場準備プロジェクトなど重要な仕事に加わり、社長賞も受賞。頑張りが認められた山本さん。しかし、胃には穴が開き、後頭部にも禿げが。しかし、その後も頑張り続け、今度はアメリカの販売会社の立て直しを任されて海外赴任を命じられます。

生活、文化、言語の違い、プレッシャーやストレスと戦い、ここでも毎日死に物狂いで働きました。赤字会社ゆえに人員は大幅に削減され、そのため山本さんは、昼は倉庫で出荷作業をして、通常業務をするのは夕方から。月末は深夜まで出荷作業に終われました。疲れて帰っても、深夜はアジア圏で仕事が始まる時間帯。工場や本社と価格交渉、納期確認、新製品打ち合わせ……仕事はエンドレスでした。

「睡眠のことなんて、これっぽっちも考えていませんでした。深夜までタバコとお酒を飲みながら本社や工場とメールのやりとりをして、倒れるように寝ていました」

駐在から3年。久しぶりに帰国し、田舎に帰省。実家の血圧計で血圧を計ってみると、上がなんと180にもなっていたのです。

「ぞっとしました。仕事でストレスを感じているときはいったいいくつになっているのだろう、と」

ふと、鏡をのぞくと、そこには髪の毛がすっかり薄くなり、顔に大きなシミのある自分がいました。

「当時は自覚していませんでしたが、完全に睡眠不足症候群、時差による概日(がいじつ)リズム睡眠障害、アルコール依存睡眠障害だったと思います」

眠りをないがしろにしてきたツケの大きさにがく然とした山本さん。ようやく眠りの重要性に気がつき、目が覚めたのです。

まもなく仕事をやめ、今度は「眠り」を追求する日々が始まりました。睡眠に関する本や研究書を読みあさり、睡眠の講演があれば聞きに行く毎日。しかし今度は、「良い睡眠」を実践しながらです。

眠ることを楽しめるようになって、心身の健康を取り戻していったといいます。

「おそらく私のように、睡眠の大切さを知らずに、または知りつつも無視している方はたくさんいらっしゃると思います。大事なものを失う前に、ぜひ、よい睡眠を得て、健康的に楽しく働いていただきたい。私の経験とこれまで勉強してきたことでお役に立ちたい!そんな思いから、快眠グッズの店をオープンし、本も書かせていただきました」

次回は、そんな山本さんに学ぶ「眠りの技法」、年収アップ間違いなし!の快眠法をお伝えします。

(取材・文/眠りの女王ヒサコ)


快眠グッズ専門店『sono bom(ソーノボン)』 
http://impreate.com/

寝具、サプリ、CD、DVD、アロマ、お香、ハーブ、睡眠環境改善商品、目覚まし時計、いびき・歯ぎしり改善グッズなど、多彩な快眠&癒し系グッズを揃えている。ネット販売も行っている。「“五感”をコンセプトにsono bom(良い眠り)を得られる商品を揃えています」(店主・山本恵一さん)

東京都台東区雷門1-5-2 雷門江戸マンション1F
Tel.03‐5827‐2302
営業時間10:00~21:00 水休

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