2万円のヘネシーを一気飲み

――なるほど~。あと全女といえば「酒・タバコ・男」の"三禁"で有名ですよね?

ダンプ もちろん、禁止!……バレたら、だけど(笑)。まあ、酒とタバコはほどほどに、ね。

影 ぶっちゃけ飲んでましたよね、20歳過ぎたら。大森か新宿二丁目のオカマバーが多かったかな。

ブル 関東近郊の試合だと、終わってからダンプさんに連れられて、タクシーで新宿まで行ってましたよね。

ダンプ 時代もバブルだったしね。1本2万のヘネシーをガンガン空けてた。

ブル ヘネシーを一気飲みさせられて、5分くらいで意識を失ってた(笑)。

堀田 吐きながら飲んでたけど、途中から自分のゲロが臭くて(笑)。

ダンプ 吐くのは最初からわかっているから、全員ビニール袋の持ち手の部分を両耳にかけさせてね。顔の前でビニールがブラブラしていて、いつ戻しても大丈夫(笑)。

堀田 でも、ダンプさんのお酒は楽しかった。全部ダンプさんの奢りでしたし。

ダンプ あの頃は、ちょっとだけお金もあったしね。だいたい一晩で30万ぐらいは使ってたよね。

――30万円! 当時、月給はいくらだったんですか?

ダンプ 月収500万円。普通は380万円だけど、芸能の仕事が入ると、それぐらいになった。

一同 ヒェ~ッ!!(拍手)

堀田 男に関しては、恋愛よりも、プロレスを選ぶ人がほとんどでしたよね。

ブル そうだね。私は16のときから1コ年上の人とつきあったけど(笑)。もともと私の追っかけだった九州の人で、会えるのは年に1~2回だったけど"現役を引退したら必ず迎えに来るから"と約束してくれて。

――もしかして、初めてのお相手はその人?

ブル はい。そんな相手だったのに、気づいたら、私の同僚のレスラーとつきあってたんですよ~。私も気持ちが醒めたから別にいいやって。つきあい始めた子に"ねぇ、もうヤッた?"って聞いたりして(笑)。

ダンプ とんでもねぇ野郎だな。耳削ぐゾ(笑)!

ブル 結局、会社にもそのことがバレて、始末書を書かされましたけどね。

ダンプ でも、それはブルちゃんが会社から認められていたから。将来有望な子は始末書を書けば、それで終わりなんだよね。見込みのないヤツは一発でクビ。
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