家族に何も言い残さずに死別する――。そんな悲劇を回避すべく、2人の医師に命を守るための兆候を教えてもらった!

まだまだ正月気分が抜けず、仕事始めを迎えたかと思えば、連日の新年会。この時期くらいは、と思って酒席に足を運ぶ読者も多いだろうが、実は、この行動が脳卒中や心筋梗塞などの重大病を引き起こしかねないことを、ご存じだろうか。

ただでさえ冬場は血圧が高くなりがちで、最も突然死が多い季節と言われるのに、大量のアルコール摂取は血管の収縮を招き、血圧を上昇させるからだ。

こうした病気は突如、表面化するイメージを持たれがちだが、さにあらず。実は、前兆現象や傾向があり、それに気づいて速やかに対処すれば、命が助かるケースは少なくないのだ。
タレントの磯野貴理子(50)の場合もそう。昨年11月、いつもは素早く歩く彼女がつまずいたり、フラつく姿に夫が気づき、救急車を呼んだ。結果、脳梗塞と診断され、即座に治療。一命を取り留めたのだ。

そこで、今回は重大病から命を守るための"知識"を専門家に徹底取材。その内容を公開しよう。

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