シンガポールは薄着美女多数
――めちゃくちゃヤバい。
野村 あの時は一瞬、目の前が真っ暗になりましたね。でも、船長さんは呑気に"ここで野宿するか"って言うから、さすがに"助けを呼んで!"って叫びました。また、ベトナムでは一寸法師のようにザルに乗って漁に出る文化があるんです。それに挑戦しようとしたら、当初2時間で着く予定が5時間もかかったんです。いよいよザルに乗る時はすでに陽が落ちていて……真っ暗闇な海を、木の葉一枚で進む感じで怖かったです。
――けっこう命懸けですね。
野村 まあ、私は開き直って、この状況を楽しもうと思っちゃいますけどね。
――度胸があるなぁ。イタリアの旅でも、野村さんは現地の人々と初対面から上手に溶け込んでいるけど、何かコツはあるの?
野村 これは日本にいても同じですけど、最初の挨拶の時から、笑顔で、人の目を見て話すことですね。第一印象で、グッと近づけるようにしています。
――勉強になります。今回の本もイタリアの中でも、あまり日本人が知らない町ばかり紹介しているので、読めば博識になれそう。
野村 ありがとうございます。ガイドブックにも載っていない港町をたくさん紹介しているので、きっと、また違ったイタリアの魅力が見えてくると思いますよ。
――発売が楽しみです。ちなみに、本誌読者が外国に旅行するとしたら、どこがオススメですか?
野村 うーん……ルーマニアとかいいかも。
――おっ、なぜ!?
野村 美女が多いから(笑)。
――アハハ! でも、ちょっと遠いかな。
野村 じゃあ、シンガポール! ここは南国系の美女が多いうえ、OLさんもノースリーブで歩いていることが多いんです。ちょっと色っぽくないですか?
――いいですねー。普通のOLさんがノースリーブなの?
野村 はい(笑)。OLなのにノースリーブなんです。
――たまんねえ!
野村 アハハ。シンガポールは"シングリッシュ"といって独特な英語を話すので、そこも楽しいんです。なんかかわいい感じです。
――ノースリーブのOLとシングリッシュで気持ちを伝えあうんだ。いいねえー。
野村 まだ言ってる(笑)。
――そういえば、野村さんは結婚しているんですよね。旅のロケで家を長期間空けていたら、ご主人に怒られない?
野村 悪いなぁとは、いつも思っています。一度旅に出ると1か月くらい日本を離れてしまうので……特に主人は一般の会社員なんで、毎日仕事に行くわけです。それなのに、家に帰っても私がいないわけですから。