今月7日に告示された民主党代表選。18日の投開票に向けて選挙戦がスタートしたばかりだが、永田町周辺は至って冷ややかだ。

「民主党代表は国会議員である必要があるんですが、今回の代表選は昨年12月の総選挙で海江田万里前代表が落選したことを受けてのものですからね。選挙の理由が情けない」(全国紙政治部記者)
と、イマイチ盛り上がりに欠ける代表選だが、候補者の顔ぶれも首を傾げざるをえない面々ばかり。

「代表へ一番近いと目されているのが、維新の党との新党結成で、野党再編を目論む細野豪志元幹事長。野党第一党のトップを目指す野心家ですが、"前原誠司元外相の子分"というイメージが拭い切れません。細野さんが"単体"で有名になったのはタレントの山本モナさんとの"路チュー"騒動くらいですからね(笑)」(民主党中堅議員)

不倫スキャンダルが最大のウリ(?)である細野元幹事長の前に立ちはだかるのが岡田克也代表代行だ。
「民主党の支持団体である連合(日本労働組合総連合会)は、労組を目の敵とする橋下氏と対立しているので、維新との合流を目指す細野元幹事長を応援することはありません。他党との合流を考えず、自主再建を掲げる岡田代表代行にとっては、強力な後ろ盾です」(前出・記者)

とはいえ、岡田代表代行の手腕を疑問視する党関係者も多い。
「民主党は与党から野党へ転落する総選挙のあった2012年でさえ、379億円の収入のあった政党交付金を218億円も繰り越した。これは当時、幹事長で党の財布のヒモを握っていた岡田さんの意向ですが、もっと金を使っていれば、選挙の結果も違ったかもしれない」(民主党関係者)
党内では「イオングループのボンボンなのに、政界一の"ドケチ御曹司"と陰口を叩かれている」(前出・関係者)との話もある。

この2人以外に、長妻昭幹事長代行も代表選に名乗りを上げているが……。
「かつてはミスター年金として名を馳せた長妻さんですが、往年の勢いはないし、正直、格落ち感もある。そもそも民主党の代表選に興味のある国民なんているんでしょうか……」(前同)

民主党内部もこんな感じじゃ、国民にソッポを向かれるのも無理はない?

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