マクドナルドやペヤングなど、食の不祥事が相次いでいる日本。だが、中国では珍しくないという。隣国の恐るべき食の現実を緊急レポート!

出るわ、出るわ。チキンナゲットやフライドポテトから、ビニール片、プラスチック、さらには人の歯。
これらの異物に加え、今月12日には、福島県会津若松市でチーズバーガーへの鉄くず混入が発覚したハンバーガーチェーン大手の日本マクドナルドHD。
同社によると、鉄くずは従業員が金属製のヘラで鉄板を清掃した際に削れ、その後の拭き取りが不十分だったため混入したという。昨年暮れから相次いで発覚した"異物混入"の不祥事を受け、同社の青木岳彦上席執行役員らは、消費者に謝罪することになった。

一方、ベビーフード大手の和光堂では昨年12月、離乳食に体長7.4ミリの虫が入っていた事実が発覚。検査機関で調べたところ、虫はコオロギだった。

また同月起きた『ペヤングソースやきそば』(まるか食品)では、同じ虫でもゴキブリが混入していたから、さあ大変。今年3月は同商品の発売40周年に当たるが、この問題で現在、生産販売中止となっている。

このように日本の"食の信頼"が大きく揺らぐ中、ほくそ笑んでいるのが隣人・中国という。
なんと、
「ほれ、見たことか!」
などという、心ない声まで噴出しているのだ。

「昨年7月、マクドナルドのほか、牛丼チェーンの吉野家などに、消費期限切れの肉を輸出していた上海市の食品加工会社(上海福喜食品)が摘発されました。結果、マクドナルドはチキンナゲットの生産国をタイへ変更。だが今回、異物混入のナゲットがタイで生産されていたことから、中国内で非難の声が続出しました」(全国紙記者)

中国のネットでは、
「これで中国人民の資質が悪かったわけではないことが証明された」
などという書き込みが急増。件数は1000件以上に上り、なかには、生産国を中国からタイへ切り替えた日本マクドナルドに対する誹謗中傷も見られた。

だが、勝ち誇る隣人たちにひと言申し上げよう。中国人民よ、まずはおのれを省みてはいかがか――と。
これまで食品偽装問題などで、世界中から袋叩きにあってきたのは誰なのか?

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