免許証がなくてもできる仕事
このほか、ヤクザ関係者の運転手というのもないではないが、
「頼むのは、仕事の受注をせがんでくる建設会社の社員だけやなあ」（広域団体２次組織幹部）というから、他業種の一般読者が就くことはなさそうだ。
一方、駐禁取締りの強化などで、近年、求人が多くなっている「ドライバー補助員」。かつては、到着現場での荷物の積み下ろしが一般的だったが、
「最近は、駐車監視員の取締りに遭わないよう、運転手が席を外すときだけ運転席に座り、そのとき以外は同乗するだけというのも増えています。監視員は、運転席に人がいれば話しかけないことが多いことから、なかには、免許証を持っていない人にやらせる業者もあるそうです。当然、これは違法行為。座っているだけでお金がもらえるからといって、やってはいけません」（前出・社会部記者）
また、合法ながら、トラブルを抱えるリスクがあるのが、風俗関係の女性を送り迎えする「デリバリードライバー」、通称デリドラだ。
こちらは夕刊紙にも多く求人が出ており、日当２万円近い好条件もままあるが、
「時間どおりに動かない女の子が多く、様子を見に行った際にトラブルに巻き込まれるケースがあるんです。求人が多いのは、そうしたトラブルに遭う人が多いこと、また、車持ち込みでガソリン代も自腹であることが基本など、長続きしない要素が多いからなんです」（村田氏）
運転免許がある人が、手を出しがちなアルバイトドライバー。もし、やってみようと考えている場合は、その仕事に違法性やトラブルの可能性がないか、事前に確かめていただきたい。
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