「ヨン様ぁ~~」

 オバサマたちが少々年季の入った黄色い声を上げていたのは、今から10年前のこと。当時、日本中に韓流旋風を起こしたのだが、韓流ウォッチャーは、

 「ブームは下火ですが、その分、一部のアーティストには、逆に熱烈なファンがついています」

と話すのだ。その代表がイケメン3人組グループ『JYJ』。

 「日本でも大人気だった5人組『東方神起』から枝分かれしたグループで、韓国にも日本にも熱狂的なファンがいます。昨年11月からは日本でドームコンサート公演(東京、大阪、福岡)を行い、合計で24万人を動員しました」(前同)

 それほど圧倒的な集客力があるのだが、その公演を主催する重要人物にシャレにならないトラブルが起こっていた。

 「総額約2億円の金銭トラブルなんです」
と語るのは、事情を知る芸能プロ関係者。彼によると、今公演の主催会社の韓国人社長のA氏に"ネコババ疑惑"が浮上しているのだ。

事は少々複雑だ。

 「A氏はJYJと並ぶ大人気韓流グループの『超新星』の昨年のコンサートも主催していたのですが、どうやら、そこで出た赤字を今回のJYJの

 契約金で債権者に穴埋めしようと画策したようなんです。それで今回、JYJの公演の関係会社に支払われるべき金の一部が支払われなくなっている……と言うんです」(同)

 もっとも、超新星のコンサートに関わる債権者にもいまだ返済は行われておらず、被害者は、A氏に金を貸し付けた人や、出資した人などさまざまだというが、

 「債権者の一人のB氏は、1月中にA氏を正式に詐欺で訴える」(同)

という事態になっている。

 一方でJYJも、A氏のこうした金銭トラブルを耳にして激怒し、

 「JYJの事務所関係者らは、二度とA氏と仕事をしたくない、と漏らしていると言いますよ」(前同)

 ただでさえ今の日本は韓流に厳しいのに、

 「またこんなことが起こるなら、もう韓流スター公演なんてできないです」(同)

 これまでも韓流イベントではたびたび金銭トラブルが起こってきた。ファンが減るのは当然のことか。

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