枕営業(4) グラドル篇

芸能界で最も枕営業が横行しているのはグラドルの世界だろう。前出のK氏が、その理由を解説する。
「仕事がないけど、バイトもできない。そんなアイドルたちにとって一石二鳥なのが、業界の有力者たちとの飲み会なんです。参加すると食費も浮くし、帰りに必ず1~2万円のタクシー代が貰える。ときには"ドラマの枠が余っているんだけど"など、枕営業を持ちかけられることもザラなんです」

むしろ、この"枕チャンス"を伺っている感さえあるグラドルたち。そんな弱みにつけ込む男が今、問題視されているという。
「某新人アイドル賞レースのプロデューサー・X氏です。"僕は若い子とセックスするのが好きなんだよ"とか"僕と契約しないか"が口癖の彼は、"契約"を拒否したアイドルを選考途中で落とし、体を許した子を選出していくんです。だから、かつては大物を排出した同賞が、今じゃ無名ばかり。関係者間ではすでに周知のことで、クビになるのも時間の問題です」(芸能事務所マネージャー)

その一方で、X氏にはこんな声も。
「彼は1回エッチすれば必ず仕事をくれるから、仲間うちでは"信頼できる人"と言われていますよ」(某グラビアアイドル)

この声は我々には信じがたいが、彼が良しとされるほど、極悪な"枕営業"が横行しているのだろう。

だが、この業界がさらに危ないのは、同じグラドル仲間が枕営業を仲介、斡旋している事実なのだ。それを行っているのが、かつて雑誌グラビアの常連だった美乳グラドルのFと爆乳を誇るGだ。プロダクション関係者が話す。
「彼女たちは夜な夜な、芸能界の有力者、大金を持つパトロンとの飲み会を開き、グラドルを誘っては紹介する、いわば女衒をやっていているんです。そして、彼女らの会は、通称、"絶対にヤラないといけない飲み会"。だから真面目なグラドルは、彼女たちには近寄りません。事務所からも"アイツらから電話がかかってきても出るな"と教育されているそうです」

グラドルが同じグラドルに枕を強要する……とてつもなくエグい世界なのだが、こんな苛烈な業界で、圧巻のサバイバル術を見せつけるのが、あのセクシーグラドル・Hである。「Hはブレイク直前、DVDメーカーの社長と"枕交際"を開始。海外旅行にまでつきあい、社長はHにメロメロになった。そして何本もイメージDVDを撮らせたと思ったら、同じタイミングで黙って映画でヌードを披露したんです。そうなるとイメージDVDなんて売れない。激怒した社長は、"訴える!"とHに凄んだのですが、すると彼女から"私はどうすることもできなかったんです。あなたが怒っているなら、あなたの意のままに……"という艶めかしいメールが来て、社長は一気に戦意を喪失していました」(制作会社スタッフ)

まさに男を踏み台にのし上がったH。いったい彼女の後ろには、どれだけの男の屍が積み上がっているのやら……。

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