事務所はフジ系列が有力も…

フジの編成部は、生野が抜けた『めざましテレビ』に永島アナを投入したばかりか、加藤アナが務めていた『バイキング』の進行役も引き継がせた。歴代"パンアナ"の登竜門である冠番組『ユミパン』も好調。新人ながら、担当番組は5つという超売れっ子なのだ。

「加藤は、自分以上のスピードで人気アナ街道を突き進む永島の存在が頼もしいはず。ただ一方で、体を張って会社に貢献してきたにもかかわらず、露骨に上層部の寵愛が永島に移りつつあることに、憤りも感じているようですね。ごく親しい幹部に退社の決意を相談し始めたのは、こうした"変化"が一気に押し寄せた昨秋だったそうです」(別のフジ関係者)

もちろん、フリーになるなら高く売れるうちに、という計算もあったはず。
「昨年は、週刊文春の〈嫌いな女子アナランキング〉で1位になってしまいました。人気、仕事量ともに、完全にユミパンに追い抜かれてからでは、市場価値が下がってしまうという読みは、あって当然でしょう」(女子アナウォッチャー)

高島は、その好感度の高さからフリーになってCMで稼ぎまくり、年収が3億円に届いたとも言われる。
「加藤アナは、化粧品や酒造メーカーが競って起用しそうですね。番組はもとより、雑誌連載、各種イベントにも引っぱりだこになるでしょう。高島さんと同等か、それ以上の価値です。一部で報じられている年収5億円との見積もりは、さすがに大げさな気はしますが、仮に1000万円ちょいの社員として、その20~30倍は軽く稼げますからね」(広告代理店関係者)

そんなカトパンの新たな所属先は、先輩の高島彩や中野美奈子ら、元フジの人気アナたちが所属する、「フォニックス」が本命視されている。
「フォニックスは、08年に設立されたフジの関連会社ですから、退社後もフジとの円満な関係が続きます。愛着のある『めざましテレビ』など、現在の担当番組を退社後も続けるためにも、フォニックス入りは間違いないでしょうね」(芸能プロ関係者)

だが、ある制作会社幹部はこう話す。
「フォニックスでは、どうしても仕事がフジ中心になります。しかし、紅白の司会も務めた元NHKの住吉美紀や、元日テレの西尾由佳理などのトップアナが、鳴り物入りでフジで新番組を持ちましたが、フジが視聴率で苦戦しているため、番組がすぐ終わっています。高島でさえ、退社後にフジで担当した新番組は、ことごとく短命に終わっていますからね。フリーでさらに飛躍したいなら、大手の芸能事務所のほうがいいかもしれません」

水面下で繰り広げられているであろう"カトパン争奪戦"の行方も注目されるが、7日に放送された『ホンマでっか!?TV』では、彼女が揺れる心境を吐露する場面があった。

台湾ロケで、よく当たると評判の占い師のもとを訪ねたときのことである。
「明石家さんまらが、結婚の可能性を占ってもらう中、カトパンは"そんな気はありませんが"と前置きしながらも、"もしフリーになったら成功しますか?"と占い師に尋ねたんです。"成功する"の鑑定結果に、満面の笑みを浮かべていましたよ」(テレビ誌記者)

芸能評論家の平林雄一氏も、加藤アナに、こう期待を寄せる。
「さんまさんばかりでなく、ビートたけしさんや、タモリさん、他局の人気アナや大物キャスターらと絡んだとき、どんな化学反応を見せてくれるのか。楽しみは尽きませんね」
あの笑顔が今よりもっと見られるようになるなら、局アナ卒業大歓迎である。

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