それ日本語でいいじゃん……今さら人に聞けないビジネス用語集の画像
それ日本語でいいじゃん……今さら人に聞けないビジネス用語集の画像

オフィスで飛び交うビジネス用語。日本語であったり和製英語であったり英語であったり……とにかくタテ文字、ヨコ文字が縦横無尽で「オジサンはお手上げ~」といった感じではないだろうか。
なかでも、正直イラッとするのは「これ、日本語でよくない?」と思う、ヨコ文字ビジネス用語だ。意識が高いんだかなんだか知らないが、若手社員を中心に、さも当たり前のように使われていることが多い。
「これって、○○さんマターですよね?」なんて振られても、返答につまるばかり。「あっ…○○さん担当ですよね?」だなんて日本語で言い直すなら、最初からそうすればいいのに……。

というわけで、ここでは無意味なヨコ文字ビジネス用語をいくつかピックアップしてみたので、頭に入れておいてはいかがだろうか。役に立つかどうかは保証できませんが…。

●マター=担当
例:これって、○○さんマターですよね?
訳:これって、○○さん担当ですよね?
人名の後について、その人が担当する問題であること。人名以外に、役職名、部署名であることも。ハッキリ言うと、まったくヨコ文字にする必要がないビジネス用語。

●コミット=責任を伴う約束
例:このプロジェクトへコミットを表明しましょう!
訳:このプロジェクトの成功に責任を持ちましょう!
某フィットネスの影響か、やたらと使われ始めたコミットという単語。ようは「頑張ってやり遂げましょう」ってこと。こういう言葉を耳にすると、アメリカってつくづく契約社会なんだと思い知らされる。

●コンセンサス=合意
例:無事にコンセンサスが得られました
訳:無事に合意が得られました。
合意が得られることに対して、こんな表現をしなければいけないのかと、ドッと疲れてしまう。そう思いません? コンセンサスは得られますかね(笑)?

●レギュレーション=規約
例:レギュレーションに引っかかりました…。
訳:規約に引っかかりました…。
本末転倒系のヨコ文字ビジネス用語の代表格。文字数が長くなっているばかりか、ややこしくしているだけ、と気づいて欲しい。

●アジェンダ=議題、行動計画
例:今日の会議のアジェンダです。
訳:今日の会議の議題です。
これって、マニフェストと同じく、政治絡みで使われるようになった単語では? なぜ、素直に議題といえないのか。その性根を叩き直してやりたい。

このように、挙げればキリがない、不必要なヨコ文字ビジネス用語。マジメなハナシ、むしろ意思の疎通を阻害しているような気がしてならない。まったくもって、格好良くないことを自覚していただきたい…と思うのは、「イマドキのおじさん」だからなのか?

本日の新着記事を読む