正式名称「警察通報用電話」、通称「110番」。事件や事故が発生したとき、真っ先にかける電話です。全国の警察にかかってくる110番通報は年間約900万件。3.5秒に1件の頻度になります。
この数字から、日本も意外と物騒なんだと思う人がいるかもしれません。しかし通報の内容を見ると、印象は大きく変わります。
「耳に虫が入った」「テレビが映らない」「公衆トイレに入ったが紙がない」「酔っぱらったのでパトカーで家まで送って」「今、何時?」……。
全体の20%以上がこんな不急の用件なんだとか。やっぱり、この国は平和なんでしょう。

日本で110番通報システムができたのは昭和23年。東京、名古屋、大阪など主要8都市で始まりました。ただ、当時は都市によって番号がまちまち。東京は110番なのに名古屋は118番、大阪は1110番となっていました。これではまずいと電話番号が統一されたのは昭和29年のことです。
アメリカは911、イギリスは999と、緊急通報番号は国によって違いますが、日本と同じ番号を採用している国もあります。次のうち、110番で警察につながる国は?

(1)ドイツ
(2)オーストラリア
(3)韓国


答え :(1) オーストラリアは000、韓国は112。

出題:浜川卓也

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