オーストラリアのファッション系ウェブマガジンが、女性の陰毛が見えている写真を画像共有サイトに投稿したところ、不適切とみなされアカウントを削除されるという騒動が起きた。

問題の写真は、ハイレグの水着を着た女性モデル2人の股間から、陰毛がはみ出ているというもの。画像共有サイトインスタグラムはこれを規約違反とみなし、画像及びアカウントを削除した。

これに対し、一部のメディアが反発。ウェブマガジンの運営は「明らかな女性差別。これが男性モデルだったら問題にならなかったはずだ」と苦言を呈した。

こうしたクレームを受け、インスタグラムは「創造的かつ快適な空間を目指してヌードを規制しておりますが、その判断が常に正しいわけではないと認識しております。今回の件は我々の判断ミスであり、アカウントを復旧させていただきました」と謝罪した。

インスタグラムやフェイスブック、ピンタレストなどのソーシャルメディアにおいて、問題ありとみなされた場合、ほとんど勝手に削除されてしまう状況は、ある意味、表現の過度な自主規制といえる。

はみ出た陰毛から性差別にまで発展したこの一件。今回は、表現の自由に軍配が上がり、決着がついたようだ。

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