日本が世界に誇る元スーパースターがついに腹をくくった! 「球界の盟主」たる古巣で、ついに男は指揮を執る!

2015年2月1日、プロ野球各チームが揃ってキャンプインした。
キャンプ序盤、最も注目を集めたのは選手ではなく、元メジャーリーガーの松井秀喜氏(40)。昨年に続き、2月3~4日の2日間にわたり古巣の巨人軍宮崎キャンプを視察。その姿を、多くの報道陣が追いかけた。
「現役選手より、松井が主役でしたね(笑)。実は今、水面下では『松井秀喜巨人軍監督』誕生に向け、激しい綱引きが繰り広げられています。今回の視察も、巨人サイドがかなり無理を言って松井に来てもらった経緯があった。それもあって、"松井キャンプ視察"は去年以上に注目されたんです」(スポーツ紙デスク)

宮崎入りした松井氏は、後輩選手に向け、「去年は悔しい終わり方をしましたが、悔しさを忘れず、キャンプで体を仕上げて日本一奪回に向かって頑張ってください」と、エールを送った。この言葉に「隠れたメッセージがあった」と解説するのは、長年にわたって松井氏の動向を追い続けている巨人軍担当記者。
「ああ、やっと腹を固めたんだな、と。松井が巨人の選手に向かって"日本一奪回"のような強い言葉を口にすることは滅多にありません。これは"俺もいずれ君たちと戦うぞ"という気持ちがなければ出てこない言葉。エールの真意を感じ取った(高橋)由伸や(阿部)慎之助らベテランたちは、この言葉を神妙に聞いていましたよ」

松井氏の監督就任は、多くの巨人ファンの共通した願いである。熱烈な巨人ファンである、お笑いコンビ『Wコロン』のねづっちもこう話す。
「原さんのあとは、松井さんに、絶対に巨人の監督になってほしいです。去年、臨時コーチとして打撃指導を受けた若手選手も感激しきりの様子でした。メジャーリーグでも素晴らしい実績を残した選手ですし、松井さんほど指導者に向いている方はいませんよ!」
巨人とヤンキースという日米両国の名門チームを股にかけて活躍した偉大なるスラッガーだけに、1日も早くグラウンドに戻ってきてほしい……そう願うのは、巨人軍OBも同じ。

「昨年暮れのOB会でも、松井はいつ監督になるんだ、と話題になっていましたよ。私を含めて、巨人のOBはみんな松井監督を待望しているというのが本音ですね」(巨人OBの野球評論家・関本四十四氏)

  1. 1
  2. 2
  3. 3