反射神経が抜群の桑子アナ!

一方の桑子アナも負けていない。長野、広島を経ての東京栄転だが、広島時代から、"くわまほ"の愛称で親しまれる明るいキャラクターが注目されていた。
「13年秋から東京制作のBSプレミアムの子ども番組『ワラッチャオ!』のおねえさんに抜擢されています。月に1回、東京に出張して収録を行っていたといいますから、こちらもNHKの期待度は相当のものでしょう」(前出・夕刊紙デスク)

この『ワラッチャオ!』では、極彩色のド派手な衣装を着用。女優の小野真弓にも似た、親しみやすい笑顔で番組を盛り上げている。
「番組キャラクターに"コント考えてよ"といったムチャぶりを受けたときには一瞬、戸惑いの表情を見せながらも、"考えるよ!"と逆ギレして見せる。杉浦アナにはないトークの反射神経の良さが感じられます」(前出・芸能記者)

そんな桑子アナだけに、4月11日に再スタートする『ブラタモリ』で、タモリとどんな掛け合いを見せてくれるのか、実に楽しみだ。
「子ども番組の桑子さんを拝見すると、子どもやキャラクターたちを特別扱いせず、同じ目線に立って、番組を進行しているんです。なので、タモリさんにも激しくツッコんだり、ときに叱りつけるなど、特別扱いなしにやってほしいですね。そうなれば、ドMのタモリさんは大喜び。"タモリのパートナーは桑子"と言われるようになるんじゃないでしょうか」(下関氏)

なによりバラエティ番組と並行して"夜の顔"である『ニュース7』のキャスターを務めるなど、これまでのNHKではありえなかった起用法。彼女への期待のほどがわかるだろう。

「13年春から、『おはようひろしま』のキャスターを務め、昨夏の広島土砂災害などの緊急報道の際も、常に飛び込んでくる新たな情報を的確に伝える堅実な仕事ぶりが、高い評価を受けたと言われていますね」(テレビ誌記者)

最後に、前出の小田桐氏は、こんな期待を寄せる。
「民放に比べて、やはりNHKのアナウンサーは正しい言葉遣いや、きれいな日本語などについて、しっかり訓練されています。若くて華やかな女性アナウンサーの抜擢はNHKの民放化の側面もありますが、2人にはお固いNHKの壁を破って、視聴者目線の番組を作ってほしいですね」

朝の"わくまゆ"、夜の"くわまほ"。2人がNHKの顔となる日は、そう遠くない!

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