犯人は、この男性が診療に訪れたニセ病院のニセ医者だ。容疑者の男は四川省の実家に逃亡していたところを逮捕されたが、どうやら彼は点滴で間違った薬を投与して労働者を死なせ、見つかるのを恐れて遺体をバラバラにしたらしい。

粗末な民家に古びた木製の看板が掲げられ、ろくな医療機器もないこの施設を病院と称する方もかなり大胆だが、こんな病院にかかる患者がいるのは何より診療費が安いから。貧しい労働者や農民にとっては、こんなニセ医者でも病院にかからないで死ぬよりマシだ。

同姓同名で出身地と生まれた年が同じ医師の存在を利用して、ニセの医師免許証を作るケースもある。もはや、どの医者が本物でどれがニセモノか分からない……。

アダルトDVDの海賊版が可愛く見えるほど、中国のニセモノ事情は深刻なのだ。


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