メンバーには血気盛んな者も

――難民キャンプがあるシリアとの国境付近では、状況次第でイスラム国に襲われる可能性も高いのではないか。
「だからこそ、自警団のようなものが必要なんです。我々は、普段は難民キャンプでボランティア活動をしていますが、向こうが攻撃をしてきたら、そのときはやり返すことは厭いません。わが国の警察も自衛隊も役に立たないんですよ。それとも、献身的に現地で、ボランティアとして働いている人に対して犬死にしろと言うんですか?」
――しかし、武器などは、どう調達するのか。
「現地では、いくらでも調達する手段はあります」
――代表は、防衛するためだけでなく、戦いを仕掛けるかのような発言までしているが。
「メンバーの中には、元自衛隊の特殊部隊にいた人間や、政治結社のメンバーなど、血の気の多い者が少なくない。イスラム国に日本人がナメられたままの状況を放っておけないという者もいる、ということだけは言っておきます」
講演会での発言が事実だとすれば、彼らの行動がイスラム国を刺激し、関係のない日本国民まで巻き込む事態に発展する恐れもある。

中東に、そんな心配のない平和が訪れることを祈るばかりだ。

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