高額の宝くじに当選した人がいれば、羨ましく(妬ましく?)思ってしまうのが人の常。しかし、今回ばかりは話は別だ。

米ノースカロライナ州に住む26歳のマリー・ホームズさんは4人の子どもを持つシングルマザー。子供の1人が脳性小児まひを患ったため、スーパーマーケットとマクドナルドでのアルバイトを辞め、手当てのみで細々と暮らしていた。
ある日、彼女はガソリンスタンドのコンビニでロト形式の宝くじを買った。「Powerball」というその宝くじは、自分が選んだ6つの数字が当たったら賞金を獲得できるシステム。当時、キャリーオーバーが続いており、賞金は約670億円(5億6410万ドル)にも膨らんでいたという。
彼女が購入した番号は「11ー13ー25ー39ー54ー19」だったのだが、それがなんとドンピシャリ! その瞬間「心臓発作を起こしそうになった」らしいが、そりゃそうだろう、当選した額は1億8800万ドル(約220億円)なのだから! 番号を当てた人が複数名いたため、賞金は等分されたものの、それでも220億円である。これぞアメリカンドリームだ。
「お金が振り込まれたら、まず家を買って、子供たちの大学進学資金の口座を作る。通ってる教会にも寄付したい」(ホームズさん)
貧しいなか、看病と子育てに頑張る姿を神様はちゃんと見ていた!? まさに当たるべき人に当たってくれたといえよう。
 
こんなイイ話を聞くと、日頃の行いがアレな自分は宝くじなんて一生当たらない、と思ってしまうが、諦めるのはチョット待って欲しい。日本宝くじ協会のサイトで面白いデータが掲載されている。「宝くじ長者リスト」である。これは平成25年度の1年間に、1000万円以上の賞金を受け取った高額当選者860人にアンケートを行ったもので、これがなかなか興味深いのだ。
たとえば当選者の姓名をイニシャルで調べたランキングによると、男性なら1位は「H・K」。名前が最初だから、たとえるなら「クドウ・ヒロシ、カンダ・ヒロユキ」などである。女性なら「M・K」が1位で「キノシタ・ミキ」など。もしあなたが同じイニシャルなら、当選する確率は高いかも?
また星座別だと、男性1位は「みずがめ座」、2位は「おひつじ座」。女性だと1位は「おうし座」となる。
あくまで統計なので根拠はないが、上位にランクインしている人は3月13日までの発売となるグリーンジャンボに夢を託してもいいかも?
ちなみにイニシャル、星座ともに当てはまる芸能人は菊池桃子だ(おうし座)。彼女もシングルマザーで、自身も難病と闘う苦労人なので、宝くじぐらい当たってほしいぞ! 

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