人里離れた山奥を走る秘境鉄道の代表格は、富山県の黒部峡谷鉄道です。黒部峡谷は飛驒山脈の北部を立山連峰と後立山連峰に分断する大峡谷。V字型の渓谷は日本一の深さがあり、古くから人の立ち入りを拒んできました。

黒部峡谷鉄道の普通車は、外気に開放されたトロッコ列車。転落防止用チェーン越しに見る断崖は、スリルを感じさせてくれます。
この鉄道はもともと、旅客用の路線ではありません。ダム建設の資材や作業員を運ぶための専用鉄道として建設され、一般人はシャットアウトされていました。

しかし登山者などから「乗せてほしい」という要望が多かったため、便乗の形で一般客の乗車を認めるようになったんだそうです。
当時は、まだ十分に整備された鉄道ではなかったのでしょう。一般客が購入する"便乗券"には、ギョッとするような注意書きがありました。
その注意書きとは?


(1)事故の可能性大
(2)命の保証はしません
(3)後悔先に立たず


答え :(2)

出題:浜川卓也

本日の新着記事を読む