バドミントン 金×1

バドミントンの強豪国といえば中国、韓国、インドネシア、マレーシア、デンマーク。日本は、これらの国から少し離された2番手グループに位置する。
五輪での金メダルはゼロ。ロンドンの女子ダブルスで藤井瑞希・垣岩令佳ペアが獲得した銀メダルが1個あるだけだが、これも上位チームが無気力試合で失格になったことによる"タナボタ"メダルだった。

しかしリオでは、実力による金メダル奪取ができるかもしれない。そう思わせる才能を持った選手が現れたのだ。

山口茜(17)。日本のバドミントンを世界の高みへと導くスーパー女子高生である。
「山口の素質は小学校の頃から認められていましたが、それはあくまでもジュニアレベル。東京五輪での活躍を願っていました。ところが、高校生になって大化け。シニアの大会でも大活躍し、世界ランク2位の選手にも勝つなど、一気にリオの星として注目されるようになったんです」(日本バドミントン協会関係者)

山口の武器は抜群のフットワークと守備力に、男子のようなパワフルなショット。なにより、大舞台でも緊張しない強心臓。リオ、東京と、2大会連続の金メダルも狙える逸材である。

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