日本でも盆栽女子がただいま急増中!

さらに最近は外国人のみならず、国内で盆栽愛好家がジワジワと増えつつあるようで、東急ハンズ渋谷店では期間限定で『盆栽カフェ』がオープン(4月5日まで)。盆栽好きの若者やカップルでにぎわっているとか。

またさいたま市大宮盆栽美術館でも、大宮盆栽村の老舗盆栽園・清香園5代目の盆栽家・山田香織氏をとりあげた春季特別展「「Essence of BONSAI −山田香織の『盆山十徳』」を3月13日より開催(4月8日まで)するとのこと。

山田氏は女性盆栽家として、NHK教育テレビ『趣味の園芸』の司会を務めるなど、若手盆栽家の第一人者として活躍。盆栽のイメージに新風を吹き込み、限られた空間に景色を表現する作風で、女性や若者層を魅了している。ちなみに、この山田香織氏が主宰をしている盆栽教室は、清香園によると、受講者の約8割が女性とのこと。女性人気もかなり高まっているのだ。

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山田香織氏の『長寿梅石付き盆栽』


国内外から熱い注目を浴びている盆栽。さいたま市大宮盆栽美術館でも日本語、英語、中国語、韓国語と4ヶ国語対応の音声ガイドを貸し出して、外国人対応に積極的なのだが、それもそのはず。実は2017年4月にさいたま市で『第8回世界盆栽大会』の開催が決定しているのだ。そう、盆栽にも世界大会があり、オリンピック同様に4年に一度、開催されているのである。
大会期間中に見込んでいる観光客数は約7万人。この開催によって、さいたま市は約5億円の経済波及効果を期待しているという。

眺めてもよし、育ててもよし。日本人ならではの“わびさび”が凝縮された盆栽が、世界的カルチャーになる日も、近いのである。


山田 春季特別展「Essence of BONSAI-山田香織の『盆山十徳』
期間:平成27年3月13日(金)~4月8日(水)
場所:大宮盆栽美術館 コレクションギャラリー

『さいたま市大宮盆栽美術館』
〒331-0804 
埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
TEL : 048-780-2091
開館時間
3月〜10月 午前9時〜午後4時30分
11月〜2月 午前9時〜午後4時
休館日
木曜日(国民の祝日をのぞく)、年末年始
展示替え期間

観覧料
一般 300円(200円)
高大生・65歳以上 150円(100円)
小学生・中学生 100円(50円)
※障害者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は半額。( )内は20名以上の団体料金

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