競馬新理論 井崎脩五郎
詐欺と空巣に狙われる老人


「老人を狙った詐欺」、あるいは「老人宅を狙った空巣」といったニュースが、連日のように報じられている。
そんな折も折、ひとつのレースの出馬表に、詐欺と空巣という暗号が、並んで出現した。
3月1日(日)、小倉5Rの4歳以上500万下である。まず、1番と2番に入った馬の頭文字がサギ(詐欺)になっていた。

1番 (ギ)ャラクシーエクス
2番 (サ)ーシスリーフ
そして、3~5番に入った馬の頭文字は、アキス(空巣)。

3番 (ス)カイアクセス
4番 (キ)ープレイヤー
5番 (ア)スターキング

一体これらの暗号は、何を意味しているのか。ひひひ、狙い目は老人だぜという悪の囁きなのか。
まさか、ロウジンなどという名前の馬がいるわけないし……。
ゲッ。いるではないか。このレースの7番にクリノジュ(ロウジン)という馬が入っていたのだ。

前走、連闘をかけたものの2秒8差の大差負け。ここはまたしても連闘。しかし、距離がいっぺんに700メートルも短縮。斤量もいっぺんに2キロ減。こりゃあ、もしかして大駆け……。いやあ、単・複・連をごっそり買っちまった。そうしたら、出遅れてシンガリ負け。狙われて、いっぱい喰わされたのは自分なのであった。

本日の新着記事を読む