もともと“薄利多売”を基本的なビジネスモデルにしている「100円ショップ」にとって、円安などに代表されるここ最近の経済情勢は、ますますそうした薄利多売化に拍車をかけていかなければ、利益を確保できない状況になっている。

そして、薄利多売化を進めるためにどうしても必要なのは、客単価を上げていくことに他ならない。

100円ショップという制約がある中で、どうすれば客単価を上げることができるのか。結局、「100円ショップ」各社が選んだのは、取り扱う商品数を大幅に増やし、来店客一人当たりの買い物点数を増やすことだった。

しかしそのためには、広い売り場面積が必要となってくる(しかも賃料の安い)。

そうした事情もあって、「100円ショップ」は街中の店舗を閉め、郊外エリア、地方への出店を積極化させたのである。

もっとも、こうした「100円ショップ」は、安いからとうっかり不必要な物まで買ってしまうことになりかねない。利用する際には、しっかり吟味することが必要だ。


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