双葉社より『昭和の名優&ヤクザ俳優101人伝説!!』が発売になった。その中には、大スターが『週刊大衆』だけに語った仰天の本音も掲載されている。一部を紹介しよう。

昭和のビッグスターといえば、石原裕次郎。『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)では、石原軍団とともに活躍したが、ロケ中は裏方から役者まで、一緒に食事をするのが基本だった。ある撮影で、裕次郎より先輩の大スターが参加した際のことを次のよう語っている。

〈"一緒に食いますから、広間においでください"って、スタッフが伝えに行ったら"オレは。いつも一人で食うんだ。食事は部屋まで持ってこい!"と、いうんだって。それでオレが"もう一回。いってこい"とやらせたら、同じ答えだったから"じゃ、食わせるな!"ハハ。そしたらシブシブやってきてはじめは、しかめっ面しながら食ってたよ。でも、そのうち、"こんな楽しいメシを食ったのは初めてだ"って、たいそう感激してたけどね〉

その裕次郎のライバルと言われた"マイトガイ"小林旭は、美空ひばりとの結婚についてこう話す。
〈おふくろさんが、焼きもちでさ。一緒になったときに、はっきりいわれたことっていうのは、「加藤和枝」(ひばりの本名)は嫁にやるけど、美空ひばりは嫁にはやらないわよって。「う~ん、なんだそら」って。オレも一生懸命考えたけど、とうとう結論は出なかったけどね~。結局、じゃ、上半身、歌って芝居するから、顔のところと声のところは美空ひばりかと。よし、下半身はオレのものかと。結局、そういうところだよ〉

一方、最近はバラエティ番組でのお茶目なイメージが強い松方弘樹だが、若かりし頃にはマスコミに「女800人斬り」と取り沙汰された性豪だった。そのことに質問が及ぶと……。
〈実際はそんなにやってませんよ。700人ですよ〉

そして、同じく性豪として名を馳せたアンナパパこと梅宮辰夫は、美川憲一との対談で、千人斬りしてるでしょうと問われ、
〈わかんない(笑)。ただ、オレの経験からいうと、美人というのは、あそこの具合がよくない。あそこの具合のいいヤツに、いい女はいない〉
などと過激な女性論を展開しているのだ。その梅宮と兄弟のように仲の良かった"夜の帝王"山城新伍は、トルコ(現在のソープランド)通としても知られ、こんな逸話を披露している。
〈こないだなんかも、ヤクザ屋さんの親分が「テメエは待ってろ」なんて子分にいいながら入ってきたとたん、「ネエ、ぶってぶって」なんていうヤツもいるんだからね〉

現在の芸能界では考えられない、破天荒な発言の数々。さらなる意外な伝説を知りたい人はぜひ!

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