――近藤さんにお聞きしたいんですけど、法廷で証言された時、「田代さんに日本ダルクの次の代表をやってもらいたい」と宣言されてましたけども、それは本気ですか?
近藤 「代表にしたいという気持ちはありますよ。問題は、田代が回復しないと誰も信用しませんから。ダルクをやってる仲間、ダルクで回復しようとしている人たちが、田代の姿を見て『自分もああなりたいなぁ』とかそういう希望を持てれば、彼はいいメッセンジャーになるんじゃないかと思います。期待してますよ。中学の頃から薬物を開始したということで……」
田代 「(遮って)薬物じゃなくて、シンナーです」
近藤 「シンナーは立派な薬物だ(笑)」
田代 「あぁ、そうですよね(笑)」
近藤 「一番大事な発達の成長期に酩酊してたわけだから、その間はスッポリと抜けてたんで、その抜けてたものを私たちは少しずつ埋める努力をしなければならないですよね。そういう意味で、ぜひ、会長はどう?」
田代 「日本ダルクの(笑)?」
近藤 「日本ダルクの会長ですよ。僕はもう長いことないから。次に、彼が会長。とにかくクスリやめて10年、20年、頑張れば、今からでも遅くないですね。80歳くらいだから」
田代 「近藤さんより上いっちゃってるじゃないですか(笑)」
近藤 「そうそう。その頃は僕は死んでるから、次の会長をやればいい」

――復帰される度にファンが握手会などで薬を渡して来たりして、ついやってしまったっていう話ですが、また今回もそういう人が出てきたら……
田代 「だから今日も、この本を買う人と握手する時に危険ですよね。注意しないと(笑)」

――復帰されたら、またそういう事に気を付けていくということですか。
田代 「ずっと、気を付けなきゃだめでしょ。『復帰したら』じゃなくて」

――あと不謹慎かもしれないですけど、「ミニにタコ」じゃないですけど……
田代 「あっ、それ、まだ言います?」

――今回も、ダジャレを……
田代 「もう、その言葉はミニにタコ! ……これでいいですか(苦笑)?」

――田代さんは府中刑務所を出られてから、体重は増えましたか?
田代 「増えました」

――それは、ご飯がおいしく食べられているっていう……?
田代 「そうですね。出てきた日に、近藤代表に『出所祝いにご馳走してやる』って連れて行かれたのがしゃぶしゃぶ(シャブ)ですから。近藤代表の手荒な迎え入れだったかなと」
(報道陣 笑)
田代 「今思うと、すごく楽だったなと。普通だと触れないように、腫れ物にさわるようにみんな扱うと思うんですけど、この近藤代表は初っ端からしゃぶしゃぶ。その味が忘れられません」
(報道陣 笑)

(寺西ジャジューカ)

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