児童・生徒が団体で遠隔地に出かけ、泊まり込みでさまざまな体験や見聞をする修学旅行。この欧米ではあまり見られない日本的な学校行事が一般的になったのは、明治後半から大正時代にかけてです。

最近は行き先が外国であることも珍しくなくなっていますが、初の海外修学旅行は明治35年(1902年)。福岡の商業学校が韓国へ行ったという記録があります。生徒たちは商業実習として、博多織や筆、墨などを現地で売り歩いたそうですから、今の物見遊山的な旅行より、教育効果は高かったのかもしれません。

日本の修学旅行第1号とされているのは、東京師範学校(現筑波大学)の「長途遠足」。明治19年(1886年)2月に行われています。
この旅行は軍事訓練の意味もあったようで、乗り物を使わずひたすら歩いて移動しています。生徒たちは11泊12日の日程で何キロの距離を歩いた?


(1)150キロ
(2)250キロ
(3)350キロ


答え :(2)

出題:浜川卓也

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