10年ほど前には、フランス人エッセイストによる高野山の著書がベストセラーになった。また、2009年にミシュラン・グリーンガイド・ジャパンで三ツ星を獲得。「宿坊に泊まって早朝のお勤め(勤行)を体験すること」が醍醐味として紹介されたという。

今年は開創1200年目の記念の年にあたり、4月2日~5月21日に行われる大法会では山全体が祈りの場となり、秘仏や秘宝も公開される。
高野山宿坊協会によると、52ある宿坊(宿泊施設を備えた寺)のうち、外国人僧侶がいたり、英語が通じる宿坊は約10カ所に増えた。

それにしても、外国人にとって、何がそこまで魅力的なのかと思ったら、「聖域らしさが残り、観光地化されていない」ことが新鮮だという。

昨年末には、米ナショナル・ジオグラフィックの旅行誌で「来年訪れるべき世界の名所20選」に選ばれた高野山。その魅力を残しつつ、伝統文化を後世に伝えていってほしいところだ。

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