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大相撲 史上最多の優勝回数を達成した大横綱

3月8日に初日を迎える大相撲3月場所。その場所後に横綱・白鵬(29)が引退か、と囁かれている。

先場所、歴代優勝回数新記録となる33回目の優勝を飾った白鵬は、日本相撲協会とすっきりしない関係が続いている。発端は初場所優勝後の定例会見。13日目の稀勢の里戦が取り直しとなったことについて、
「子供の目でもわかるような相撲。もう少し緊張感を持ってやってもらいたい」
と審判部を批判。

さらに、
「肌の色は関係ない。同じ土俵に上がってマゲを結っていることが日本の魂なんです。同じ人間ですよ」
と、相撲界に人種差別があると匂わせる発言も。

勝負判定への批判はタブーとされる角界で、力士の鑑たるべき横綱が、あからさまに審判部を非難したとあって、横綱審議委員の一人は、「反省すべきは横綱本人」と苦言。

白鵬の師匠の宮城野親方も、北の湖理事長から厳重注意を受けた。
肝心の白鵬は出演したバラエティー番組で
「多くの人にご迷惑と心配をおかけして、お詫びしたい」
と語っただけで、いまだに公式に謝罪はしていない。

それどころか、
「報道陣から、その件について聞かれると"なに~ッ"と気色ばんで大声を出したりと、おとなげない態度を続けている。いまや、相撲記者と白鵬の間は冷戦状態です」(スポーツ紙記者)

最近の白鵬の相撲は肘打ちや、張り手を多用するなど荒っぽさが目立つうえ、懸賞金を受け取る所作も乱暴になっている。

まるで、かつての朝青龍を彷彿とさせる悪役ぶりだが、その朝青龍も自身のツィッターで〈白鵬もう帰って来て欲しい。つまらない事に意地悪されたら……世界広いよ〉と、モンゴルへの帰国を呼びかけている。

「白鵬と対戦する日本人力士への声援は年々大きくなっている。そのことも面白くないようです」(前同)

白鵬も今年3月で30歳。まだ日本に帰化していないため、引退後に親方として相撲協会に残ることはできない。先日、モンゴルで「労働英雄(国民栄誉賞)」を授与された白鵬、やはり帰国する日も近いのか。

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