仰天ニュースの裏側

政治 永田町の奥深くに蠢く造反劇の兆し!

「戦後以来の大改革を、今国会で成し遂げる」
安倍晋三首相は、2月12日の衆院本会議の施政方針演説でブチ上げた。
「農協改革や、集団的自衛権の行使容認を具体化する安全保障法制の見直し。はたまた憲法改正論議も深めていきたいと、高らかに謳い上げました」(全国紙政治部記者)

いまや自民党一強体制の頂上に君臨する安倍首相。そんな首相に対し、党内に"7人の刺客あり"との噂が永田町で密かに流れている。

その筆頭が二階俊博総務会長だ。先日、観光業界や地方自治体関係者ら1400人を引き連れて訪韓。朴槿恵(パククネ)大統領と会談した。その際、同大統領の「慰安婦問題の解決が必要」の言に大きく頷いた。
これは「慰安婦問題は完全に決着済み」とする安倍首相の立場を、完全に無視したものだ。
「親韓・親中で鳴る二階氏は、首相の対韓・対中原則姿勢とは相反する立場。日頃から"安倍斬り"を公言して憚りません」(前同)

この二階氏に負けず劣らず反安倍を鮮明にしているのが、野田聖子・前総務相。
「彼女はある雑誌で、安倍首相が画策する集団的自衛権に反対意見を表明。反安倍の女闘士で永田町の評は一致しています」(野田氏に近い自民党中堅議員)

この野田氏を"日本初の女性宰相"へと画策しているのが古賀誠・元幹事長だ。
「古賀氏も、首相のタカ派体質を毛嫌い。首相の集団的自衛権の解釈改憲や中韓外交を批判してます」(同)

その古賀氏に、額賀派と参院自民党に隠然たる力を持つ青木幹雄・元参院議員会長が急接近。両氏とも、ポスト安倍づくりを政治家人生最後の仕事と断じ、安倍降ろしの機会を虎視眈々と狙っているという。
「現在、安倍政権に取り込まれてはいますが、石破茂地方創生相や谷垣禎一幹事長の2人も、今年9月の自民党総裁選に安倍の対抗馬としての出馬意思は捨てていません」(自民党幹部)

そして最後の隠れ刺客と目されているのが、麻生太郎副総理兼財務相だ。
「同氏は"安倍が(再登板)できたなら、オレだって"と事あるごとに周辺に漏らしており、その野望は衰えることを知りません」(同)

野望渦巻く永田町。明日はどうなることか。

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