スマホでテレビが見放題になる!? 民放5局がネット無料配信の開始を発表!の画像
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日テレ、TBS、フジ、テレ朝、テレ東の在京民放局がテレビ番組のネット配信を今年10月から開始する。CM付きでスキップはできない仕組みだ。PC、スマートフォン、タブレットから鑑賞可能で、各社の看板番組を中心に配信されるが、配信期間は実際のテレビ放送から1週間程度遅れるとのこと。日本民間放送連盟の井上会長は会見で、今後はテレビでも見られるようになると思う、と述べている。

これは明らかに「テレビをテレビ画面以外で観る時代」を意識したものだろう。昨年、米国初の定額制動画配信サービス「hulu」を日テレが買収したのを皮切りに、「ネットフリックス」が日本市場へ今秋進出すると発表。テレビ業界には新たな風が吹きつつあるのだ。
ネットフリックスとは、世界に5740万人もの加入者を誇る、アメリカの映像配信事業会社。月額8.99ドル(約1000円)からの定額制で、米国におけるテレビ視聴の25%を占めている。従来のケーブルテレビより圧倒的に安い価格と、自分の好きな時、好きなペースで観られる自由さが人気の理由だ。
そんな「映像配信の巨人」に、日本のTV局が力を合わせて対抗しようというのが今回の動きだ。同様のサービスは各局が独自にやっていたが、これからは1つのポータルから5局の番組へ簡単に飛べるようになる。一部では「ネットフリックスが来るとテレビ局が競争で喰われてしまう」と懸念する声もあるが、今後、番組数がさらに増えれば、十分に対抗できるだろう。
とにかくパソコンやスマホで、好きな時に好きな場所でテレビが見られるのなら大歓迎。ライバル局同士とはいえ、上手く協力してネット配信をすすめてほしい。

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