人口わずか6000人足らずの静かな村が、村長の"性問題"で揺れている。

原因は、宮城県黒川郡大衡(おおひら)村役場の女性職員T氏(58)が、セクハラやパワハラを受けたとして、跡部昌洋村長(66)を提訴したこと。地元記者が話す。
「昨年4月以降、跡部村長は出張先などでT氏にセックスを10回以上強要したうえ、"殿と呼べ""そんな態度なら異動させる"と脅迫じみたメール1300通を送ったとされています。さらに、〈何事があっても別れることはしないし、長いお付き合いをすることを誓います〉と書かせた誓約書まで暴露されました」

村長の"暴挙"が全国から注目を集めて、その"独特の容姿"まで大きく取り上げられるほど村は大混乱。3月16日、村議会は村長の不信任案を決議すると、跡部村長は議会を解散したうえで、2日後の19日に自らの辞職を申し出る"自爆"で幕引きを図ったのだ。

とはいえ、出直し選挙で村は平穏な姿に戻るかと思われたが、本誌に寄せられたタレコミによると、事はそう簡単ではなさそうだ。
村役場関係者が話す。
「村長を"傲慢""裸の王様"とする報道が多いですが、それは間違い。むしろ、朴訥とした気持ちのいい人間で、酒も焼酎のお湯割りをチビチビ飲む程度」

この関係者は「2人の交際は誰もが知っていて、T氏も相当惚れ込んでいた」としたうえで、「むしろ評判が悪いのはT氏のほう」だと言い切る。

「すでに定員に達していた地元幼稚園に孫をコネで入園させたとか、娘を地元企業にねじ込んだとか、いろんな噂が出ているんです」
入園の経緯には昨年9月に外部からの指摘があり、
「村として昨年の9~11月に聞き取り調査を3回行っています。この一連の動きを、T氏が"村長が裏切った"と勘違いして訴えたのでは、との話もあります」

また、地元関係者からは"村長反対派の追い落とし説"も寄せられた。
「5期19年という長期政権を崩すために、反対派の人間がT氏を焚(た)きつけたという話があるんです」

そこから飛び火して議論になっているのが村長の頭部。先の役場関係者が、ため息交じりにこう話す。
「村長がカツラかどうかという質問までもが相次いでいるんですよ。21日に放送された『新・情報7daysニュースキャスター』でも、出演していたビートたけしさんが、このニュースの際に、ずっと頭を指さしていて……」

真偽のほどは、いかに?

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