ジョン・ジョージ・ヘイグの手袋

1949年、金持ちの夫人を殺害し、コートや宝石を売り払った疑いで、警察はジョン・ジョージ・ヘイグを取り調べた。

彼は、夫人の遺体を自宅の敷地内でドラム缶に入れ、硫酸で溶かしたと、得意げに自供した。遺体がなければ殺人事件として立件できない、という確信があったからだ。
警察は、ドラム缶の硫酸を流したとされる庭を丹念に調査。硫酸が溶かしきれなかったわずかな人骨、入れ歯などを発見。その入れ歯が殺害された夫人のものであることを歯科医が証明したため、裁判で死刑判決。絞首刑になった。

ヘイグは計9人を殺し、硫酸で溶かしたとみなされているが、その時に使用していた手袋も展示される。
展示期間は半年(2015年10月~2016年4月)と長いので、興味のある方はロンドン旅行のついでに見学してみては。

日本の警視庁も明治以来の犯罪の証拠品などを保管しているはず。イギリスにならい、それらを博物館で展示してみてはどうだろう。
一般市民の犯罪に対する関心が高まり、犯罪を未然に防いだり、警察に積極的に協力して犯罪検挙率も上がるかもしれない。

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