スウェーデンの家具大手量販店「IKEA(イケア)」が異例の呼びかけを行なった。それはなんと「店内でのかくれんぼ禁止」というもの。

「IKEA」は、ほかの家具量販店とは少々販売形態が違っている。
まず、客はIKEA商品がコーディネイトされた、テーマ別のモデルルーム(子供部屋や台所、寝室やダイニングなど)を見て回る。そこにあるテーブルや収納、小物などには、それぞれ番号が記載されていて、客はモデルルームのなかで気に入った商品の番号をメモし、その後客自身が売り場から自分で商品をピックアップするというシステムだ。

本物の家のようにセッティングされた部屋、魅力的なアイテムが大量に並ぶ売り場はまるでテーマパークのよう。しかも店舗の敷地は広大で、1日中いられるレベル。考えようによっては、かくれんぼには最適の場所なのだ。

この禁止の呼びかけの裏には、海外でIKEA店内でのかくれんぼがブームになったためだという。発端はベルギーの人気ブロガーの呼びかけで総勢500人が参加した、昨年7月のIKEA店内のかくれんぼ大会。
これが評判になり、フェイスブックで呼びかけられたオランダ大会にはなんと3万2000人が参加登録するという騒ぎに。そこでIKEAも禁止を通達せざるを得なくなったというわけである。

確かに童心に帰れる場所かもしれないが……オトナの分別もお忘れなく。

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