宮沢りえも認めたぽっちゃり

芸能評論家の三杉武氏は、歴代の人気アナたちとの共通点から、笹崎アナにこんな期待を寄せる。
「高島彩も学生時代はギャルだったわけですし、加藤綾子はホストとの交際歴もあり、かなりヤンチャだったことが知られています。彼女たちが、大物番組MCのオヤジたちを相手にしても、堂々と個性を発揮できたのは、ある意味で、男慣れした"キャバクラ嬢気質"を備えていたからとも言えます。笹崎アナのホステス経験は、むしろプラスに働くのではないでしょうか。日テレを訴えたほどの気の強さや上昇志向も、人気アナの条件ですしね」

だが、驚異の新人を迎え撃つ水卜アナも、そう簡単に"エース陥落"を許すつもりはない。
「水卜アナの強みは、現場での評判が抜群にいいことです。豪快な食べっぷりでおなじみの"食レポ"でも、もっといいレポートにできないかをいつも研究していて、手を抜きません。彼女がお得意の、満面の笑みで食べ物を一度見つめてから、大口でパクリとやる流れは実にお見事。カメラワークをちゃんと意識していて、料理がおいしく見えるように食べてくれる。大食いタレントのギャル曽根などの食べ方を勉強したそうです」(放送作家)

昨年の夏には、多忙からか、激ヤセが指摘され、一部視聴者から「もっと太ってくれ!」と悲鳴に近い声が上がった。だが、ここにきてぽっちゃり度に安定感が増し、お父サン好みの肉感ボディが完成しつつある。

ある番組制作関係者は、そんな水トアナの「ぽっちゃりボディ秘話」を明かす。
「水トアナは決して"ビジネスぽっちゃり"ではありません。太りやすい体質で、本人もしょっちゅうダイエットをしては失敗を繰り返していました。ただ、ついに"もうぽっちゃりで行く!"と腹をくくったんです。実は今年2月、『第38回日本アカデミー賞』の中継番組で彼女は進行を担当していたんですが、その会場で思わぬビッグネームから、お褒めの言葉をもらったというんです」

その相手とは、なんと、あの宮沢りえ(42)。彼女は主演映画『紙の月』で同アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したのだが、その舞台裏でこんな出来事があったと、同関係者は言う。
「放送では流れていませんが、取材の際に宮沢から"あなた(水トアナ)ほど、かわいらしく食事ができる人はいないですよ"と直接言われたそうなんです。水卜アナは大喜びで、"もう痩せるのやめた!"と周囲に宣言。宮沢のお墨付きですから、現場の人間も"水卜の長所として認めよう"と、ぽっちゃりが完全にOKになった、というわけです(笑)」

はたして、笹崎アナが大女優からも認められたぽっちゃり女王の牙城を崩すことはできるのか。今年は、この二人に注目したい。

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