競馬新理論 井崎脩五郎
青でしたで青鹿毛快走の怪


「カーバ」って何だろう?
最終レースの出馬表を見ながら、ふと、そんなことを考えた。3月15日(日)、中京最終レースの中京スポーツ杯に、カーバという馬が出ていたのだ。
ためしに広辞苑にあたってみたら、なんと、これが出ていた。

〈カーバ=メッカにある石造の聖殿。「神の館」と呼ばれ、唯一神の存在を象徴。聖殿とそれを囲むハラムモスクはイスラム第1の聖地。イスラム教徒は礼拝の際にカーバの方角を向き、メッカ巡礼ではその周りを7周する〉

ああ、そういえば、大相撲の大砂嵐関が、イスラム教徒として礼拝をするとき、聖地の方角を指し示すコンパスをテレビで見せていたなあ。あの指し示す方角にカーバがあるのかとわかった。
カーバは青鹿毛の牡馬。この中京スポーツ杯では、8~12番に入った馬の頭文字が「青でした」になっており、

8番 (ア)ルテ
9番 (オ)コレマルーナ
10番 (デ)ルカイザー
11番 (シ)ルクキングリー
12番 (タ)ツストロング

"青"鹿毛のカーバはくさいなあ
と思っていたら、前3走13、12、9着でまるっきり人気のなかったこのカーバが、番手から抜け出して勝ってしまった。単勝4940円、複勝1120円。ホント、世は不思議だよ。

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