ピザに日本酒。各々はおいしくても、組み合わせてはいけないものが世にはある。大ヤケド必至の禁断情報!

「このご時勢にまだ共演を拒むのは、よほど根深い遺恨を残している証拠。これこそ正真正銘の"共演N G"だと思いますね」
と語るのは芸能ライターの三杉武氏。古くからテレビ局でささやかれる「共演NGリスト」。その名のとおり、犬猿の仲の芸能人を挙げたものだ。ところが、
「昨今はテレビ界も不況で、芸能人も仕事が激減。共演者が嫌だからといって、仕事を断っている場合ではないんです。それどころか芸人の世界では、共演NGをネタにし始めていますからね。『笑っていいとも!』の最終回で共演したダウンタウン&とんねるず&爆笑問題しかり、不仲説のあったヒロミと堺正章しかりです」

だが、そんな流れなどカンケーないと、共演NGが横行する場所もあるのだ。
「女の世界です。女の恨みは怖い、というけど、まさにソレ。どんな良い仕事であれ"あいつが出るなら私は出ない!"と突っぱねる女優は少なくないですよ」(民放局ディレクター)

まずは、芸能界屈指の共演NG女王である沢尻エリカ(29)。4月13日からスタートするフジテレビの月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』でヒロインを務める。
復権が著しい彼女だが、かつては紗栄子(さえこ)(28)を番組収録中に泣かせたあげく、共演を拒否。さらに佐々木希(27)に対して、"そこ邪魔!"と言ってのけ、大喧嘩になりかけたという伝説もある。

イケイケのエリカ様だったが、その後、芸能界から干された時期もあり、
「今では紗栄子と仲直りして、佐々木ともドラマで共演を果たした。沢尻もだいぶ丸くなりましたね。それでも、いまだに彼女が"あの女だけは近づけるな!"と拒んでいるのが、竹内結子(ゆうこ)(35)です」(ドラマ関係者)

竹内とは前の事務所が同じで、沢尻が干される原因となった"別に"とふてくされた映画『クローズド・ノート』でも共演。
「あの騒動に先輩の竹内は当然、怒り心頭。しかも竹内は沢尻以上に鼻っ柱が強く、つまり、竹内からも沢尻は共演NGなので、万が一会ったら"最後"ですね」

暖かい春が訪れても、沢尻と竹内の間に雪どけなどありえないのだ。
春の改編で始まる新ドラマ。今をときめくアイドルの間でも共演NGは存在する。
4月14日スタートのドラマ『戦う! 書店ガール』(関西テレビ・フジ系)では、AKB48の渡辺麻友(21)が初主演するが、
「AKBサイドに共演NGなどないと思ったらビックリ。橋本環奈(16)との共演は拒んでいるそうです。理由はズバリ"比べられたくない"からだそうです」(広告代理店関係者)

"天使すぎるアイドル"というフレーズでアイドル界に乗り込んできた橋本。そのかわいさは圧倒的だ。芸能ライターの織田(おりた)祐二氏もこう言う。
「AKB側も当初はさほど意識していなかったと思います。だが、気づくと橋本は10本以上のCMに出演。しかもドラマに進出してくる可能性も高い。AKBとしても、いよいよ無視できないんでしょうね」

だが、それ以上に春の改編ドラマでキャスティングが大変だったのは、堺雅人主演の新ドラマ『Dr.倫太郎』(日本テレビ系)だという。
「ヒロインの蒼井優(29)さんが"問題児"。この人は堤真一や大森南朋など、中年俳優と浮き名を流しているので、共演NGが多いんです」(制作会社関係者)

実は女優の共演NGで最も多いのが、恋愛絡みだ。
「元彼との共演がマズいというより、堤や大森と以前関係のあった女優と絡ませられない。さすがに"サオ姉妹"はヤバイ」

特に堤は、松雪泰子(42)、小雪(38)、深津絵里(42)、鈴木京香(46)……と数えだしたらキリがないほど共演女優を食い散らかしてきたとされるモテ男。それらを全員外すとなると、キャスティングが難しいのだ。

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