史上最低の東大中退ライターうっかり馬之助 酔いどれ競馬奮戦記
安酒飲んでラブホにしけ込んだら…


酔うとイタしたくなるのは男の常。とくにヤリ盛りの20代はひどかった。

アタシが24歳の頃。渋谷のパチンコ屋を主な稼ぎ場所にしてパチプロをしていたのだが、そのとき付き合っていた女子がいた。

ある夜、安酒を飲み、すっかり酔って久しぶりにナニをしたくなったアタシは彼女を呼び出し、円山町のラブホテルに連れ込んだ。

ところが、アタシのあまりの酔いどれぶりに嫌気をさした彼女は、怒って帰ってしまった。残されたアタシはベッドにゴロンと横になり寝込んでしまう。裸のままで……。
深夜、アタシは体を揺さぶられて目を覚ました。目の前にいたのは、一緒にパチプロをして稼いでいた“ツレ”の喫茶店従業員だ。
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