「やっぱり、"ポルシェの呪い"は本当にあるんですよ」
スポーツ紙記者がこう話すのは、巨人の小林誠司(25)についてだ。
「小林は、2013年のドラフト1位指名の選手で、今季は入団2年目ながら、捕手として開幕試合でスタメン出場を果たしました。今季から一塁手にコンバートする予定だった阿部慎之助に代わり"正捕手"の座を任されるはずだったんですが……」(全国紙運動部記者)

ところが、これが大誤算だったのだ。
「小林は、わずか6試合で阿部慎之助に正捕手の座を明け渡したんです。8打数1安打(4月16日現在)と打撃が振るわなかったことや、リードに原監督が不満を持っていたことが原因とされています。阿部のコンバートも失敗してしまうので、原監督としては苦渋の決断だったはずです」

だが、小林の"更迭"の理由は、それだけではない。かつて本誌が報じたように、巨人軍の選手に"ポルシェの呪い"がかけられているというのだ。
前出のスポーツ紙記者はこう話す。
「小林の愛車はポルシェのカイエン、1000万円はする超高級車なんですが、実はポルシェに乗ると、故障などの不幸に見舞われるという"不吉なジンクス"が巨人にあるんです」

にわかには信じがたい噂だが、実際に、これまでも巨人のポルシェ愛用者には"不幸"が相次いでいる。
「13年にポルシェを購入した菅野智之は、昨季8月に右手中指の炎症で一時、戦線離脱を余儀なくされました。さらに、巨人が優勝を決めたあとの10月、右肘靭帯の部分損傷が判明。その後に控えていたクライマックシリーズを棒に振ってしまいました」
犠牲者は、まだいる。
「11年に開幕投手を務めるなど、一時は巨人のエースだった東野峻も、12年にポルシェを購入した途端、トレードでオリックスへ出されてしまいました」
もはや、単なる噂話として一蹴できないほど、犠牲者は数多くいるのだ。

そんななか、球界関係者は、その呪いの正体に関して、こう明かしてくれた。
「別に、ポルシェに乗ること自体が悪いわけではないんです。ただ、小林、菅野は20代半ばの若手選手。東野もトレード当時は26歳。まだまだ野球に集中しなければいけない時期なのに、高級外車を乗り回すというのが良くない。若手が車を買おうとすると大概、先輩から"お前がポルシェに乗るなんて10年早い"とたしなめられるものですが、東野、菅野、小林の3人には、そういう先輩がいなかったんでしょう。つまり球団内で"浮いてる"のかもしれません」

小林は今年1月に、自慢のポルシェにフジテレビの宮澤智アナ(25)を乗せた姿が激撮されている。
今は野球に集中する時期――そんな球界関係者の言葉を胸に、野球道に邁進(まいしん)してもらいたい。

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